札幌だるま屋遊戯場 模型 『機動戦士ギャンダム』

    機動戦士ギャンダム-MOBILE SUIT GYANDAM-
    前線の一部より「連邦の白いモビルスーツ」の驚異が噂として流れ始めてから 程なくして、それがシャア・アズナブル少佐が追跡していた連邦の 新型モビルスーツ(以下:MS)「ガンダム」であることが明らかになっていった。

    当然、連邦のMS開発は予見されており、対MS戦闘を想定した機体の開発は 進んでいたが、地球上にてガンダムに対し投入されたMS-07BグフやMS-09ドム などでは優秀な熟練パイロットであるランバ・ラル大尉そしてMS小隊黒い 三連星がその任に当たり、共に善戦はしたものの辛くも敗れている。

    ガンダムの“強さ”とは何なのだろうか。連邦のMS開発力を誇示するため 技術と資金を投入し続けているのか。MSの基本性能はさることながら、 パイロットが天才的な操縦技術を有しているのか。
    もちろん、突出した力を見せるMSの1機や2機が存在感を示そうが、戦局 を左右するとは考え難い。しかし、使い方によっては大きな驚異となりうるだろう。

    そこで軍が主体となり、ガンダムの能力の検証と共に専用MS開発を目指す 専門チームが結成された。調査が進みガンダムとの戦闘に於いて格闘戦を 重要視する声が高まる中、白兵戦に特化した試作機「YMS-15ギャン」の 高い運動性能に着目し、これを元に対ガンダム専用MSの開発に踏み出した。
    また、ガンダムを強力にサポートするキャノンタイプ及びタンクタイプの 支援MSを参考に、同様の機体の開発もプランに組み込まれた。


    使用キット
    ベストメカコレクション・ギャン
    ベストメカコレクション・ガンダム
    ベストメカコレクション・ガンキャノン
    Zガンダムシリーズキット・ザクタンク

    投稿サイト【MG】内紹介ページへ。大きめの画像が見られます。

    平成19年(2007年)1月製作

MS-15Dギャンダム

試作機では出力1,360kwのジェネレータを搭載しビームサーべルの運用が可能 となっていたが、開発中であったビームライフルを標準装備するため、 ゲルググに搭載された出力1,440kwのジェネレータを採用した。 これをベースとして余裕を持たせるため約3%の出力アップが図られ、 出力1,480kwが実現した。
また、ジェネレータ機構の容積が約5%増加したためボディの形状と排熱装置が 大きく変更された。それに伴い背部スラスターをランドセルタイプに変更し、 ビームサーベルを2本マウント可能とした。
この他、頭部には30mmガトリング砲を2門搭載しセンサー類が増設されたため、 その形状も大きく変化している。正面にはブレードアンテナが取り付けられた。
ハイドボムとニードルミサイルが内蔵されたミサイルシールドは戦略的に有用と考え、 誘爆による事故を防ぐため兵器搭載ブロックとシールドブロックの多重構造に改造した上で 継続採用となった。

胴はガンダムの胸部を貼付け隙間をパテ埋め。 頭はガンダムの顔面を切抜きかぶせました。 にせガンの類なのでアンテナは黄色に。 下腕と股間をガンダムのものに変えています。 ビームサーベルはビーム刃を着脱式としました。

MS-15Cギャンキャノン

キャノンタイプの支援機もギャンをベースに製造することとなった。
こちらは両肩への240mmキャノン砲搭載、機体の重装甲化といった重量増加、 更にギャンダム同様ビームライフルを運用可能としたため、ジェネレータも強化型を使用。 キャノン砲の搭載のためボディが大型化したので、容積の増えたジェネレータ機構 の搭載も容易となった。背部スラスターはボディマウント式でユニット上部にキャノン砲 の排気ダクトが設置されている。
固有の武装は240mmキャノン砲とビームライフルのみだが、ザクマシンガンや 各種バズーカの照準システムは共通なのでこれらの火器も使用可能で、 これはギャンダム、ギャンタンクも同様である。
元々の高い機動性と重武装を併せ持つこの機体は、単機でも高い戦闘力を発揮する ギャン重装型と呼んでも差支えないだろう。

胸部は腹部から上を切取ってガンキャノンのものとそっくり交換しています。 下腕と股間のフロント部分をガンキャノンのものに変えています。 脚部はガンキャノンものが短すぎたため、ギャンのスネから下を強引にはめ込みました。

MS-15Tギャンタンク

タンクタイプの支援機もギャンをベースに製造することとなった。
こちらはビームライフルの運用は行わないこととしたため、従来のジェネレータ をそのまま使用している。そのためボディ形状に変更はないが、タンクタイプ ということで砲撃時の安定性をも考慮し、重心を下げる目的で腹部を短縮した。 このため腹部には少々手狭ではあるが緊急用コクピットを新造した。
脚部の代わりには、地球侵攻部隊の通称ザクタンクといった現地改造機で 信頼性の高いマゼラベースを使用している。メインのコクピットはこちらに あり操縦と砲撃は分担することを想定しているが、より直感的な操縦も可能 とするため1名で両機能の制御もできるようになっている。 また、メインコクピットが使用不能に陥った場合は先の緊急用コクピット でも総括制御が可能となっている。
主武装である120mm中距離砲は、背部スラスターと一体化したユニット方式 が採られ使用不能となった際には投棄も可能である。
腕部は通常のマニピュレータが付いているので、様々な携行武器を使用できる。 元のギャン同様ビームサーベルも運用可能。
マゼラベース部分には兵員輸送スペースや機体下部に大型スラスターが設置されており、特殊部隊との連携、そして宇宙空間での戦闘も視野に入っている。
従来の武装である33mm三連装機関砲はそのまま残されている。

ギャンタンク制作中

画像をあさっていたら出てきました。 基本的に作業中の記録写真は残さないのですが、そうとう気持ちが入っていたんだろうと思われます。まぁ、前項を見れば一目瞭然ですね(笑)

工作についてはこちらで解説します。
マゼラベースの側面装甲は転輪が隠れるため裾を2mm程カット。 ギャン本体の腹部を切詰め。 主砲ユニットはガンキャノンの背部をベースに砲塔の延長、後方はプラ板で 厚みを増してザクタンクの背部タンクのパーツとギャンのスラスターのパーツを使い スラスター&排気ダクトを設置。 ちなみに両端が主砲の排気ダクト、内側がスラスターという設定。

以上3機共に元が旧キットということもあって、ポリキャップは使用しておりません。別の製作で過去にポリキャップを組み込もうとして、途中で投げ出したことがあったので無理はしないでおこうと思い、完成を優先しました。
「このぎこちなさ、融通の利かなさこそ”旧キット”よ・・・」

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