札幌だるま屋遊戯場 模型 『キュアビューティ可動型』

    スマイルプリキュアより「キュアビューティ」の可動フィギュアを作成!

=しんしんと降りつもる清き心!=

ベースは食玩のキューティーフィギュア(以下CF)。
使用部位は、頭部・上半身・肩部・リスト・スカート・ブーツ。

改造素材としてfigmaの「柊つかさ(夏服)」(らきすた)を使用。
こちらの選択理由としては、CFとfigmaとのスケール差(CFが少し小さい)を考慮して、figmaの中でもなるべく小柄であること、そして加工の手間を抑えるため腕部・脚部が露出していることを条件としました。
使用部位は、各関節パーツ・腕部・下腹部・脚部・パニエ。

以下、画像と共に工作について紹介して参ります。

平成24年(2012年)5月15日製作

ファイティングポーズ

キャラ設定としては特に格闘の心得があるような表記はないが、非常に戦闘力が高い。

◆頭部の工作
この可動フィギュアを作る前にCFの頭部を小加工しており、こちらも同様に加工しました。
無加工の物は、顎が極端に突き出ており横から見ると少々不格好だったので、頭部を分解して 顔パーツの後ろ上方を削り30度ほど前方へ傾斜させ、また前髪とのバランスも考慮して 取り付け位置の調整も念入りに行いました。
頭部の分解は、パーツの隙間に細いマイナスドライバーを慎重にこじ入れ、パーツの接着を 剥がしていきます。
顔と髪パーツの、可動時に首と干渉する部分を削り首関節パーツを仕込んで完成です。

しんしんと降りつもる真剣勝負!

OPに登場する氷の剣を持つ姿。番組ディレクターのツイッターコメントでは氷の剣の 登場を考えているとのことでしたが…。

◆スカートの加工
ウエスト部分の内側をかなり薄くなるように削りこみ、元のペチコートを切り取ります。 更に、スカートの内側も少し削ってfigmaのパニエを程良い丈に切り取り、ペチコート として軟質系の接着剤でスカートの裾のラインに合わせてぴったりと接着します。
CFのサイズではスカートの丈が短すぎるので、ペチコートの露出部分の丈で調整して みました。

ビューティサムライソード

こちらでは、修学旅行で買った模造刀に氷の刃を形成して使用しているという設定で 持たせてみました。溶けたり刃こぼれしても形成し直すことで切れ味を維持できます(笑

◆腕部の工作
素材となるfigmaの腕は、肩(上腕部)が服の袖と一体化しています。また少し太すぎる ので、関節パーツの軸受け部分が脆くならない程度に細く削っていきます。
下腕部は手首にCFのリストを使用するので、こちらもかなり細く削らなければ なりません。2ミリプラ棒を軸にして、肘関節−リスト−手と貫通させるため、 肘関節の下腕側とリストの中心に慎重に穴を開けます。
手は所有しているフィギュアーツ(プリキュア)のものを借用しています。
肩の袖は、CFのものを使用します。内部を限界までくりぬいて肩関節部分にはめ込んで 完成です。

こっちですよぉ〜♪

修学旅行大阪編で敵の怪物を引き付けるという場面では、大きなお友達も数多く画面 に引き付けられました(笑
ちなみにこのポーズはEDより。

◆下腹部の工作
figmaの下腹部から同上半身に接続するボールジョイントを取り除きます。CFの上半身には下半身パーツを接続する穴が空いているので、この穴に合わせるためfigma下腹部の上の方を削ってダボを作ります。
下腹部の外周もそのままでは太すぎるので、可動の際ポーズに合わせてスカートをずらせるように調整しながら削ります。
股関節パーツもそのままでは幅が大きいので、ボール部分を切り取りそれに3ミリの穴を開け、残っている軸に挿して幅詰めします。それを瞬間接着剤で固定します。
最後に青く塗って完成です。

来週も見てくださいね♥

EDダンスのラストシーンより。

◆脚部の加工
太ももについては、OPの氷の剣を構えるシーンのように脚をピタッと合わせて立ったり、内股になるポーズが多いイメージがあるので、そういったポーズをなるべく無理なくできるようにももの後ろ側と内側の前方に重点を置いて削っています。それからスパッツの段差を付けて完成です。

膝下の方は、まずCFのブーツの加工から。
ブーツのくるぶしの辺りを「く」の字型に切り分け、切断面はすり鉢状に彫り込みます。ここに関節パーツを組み込むのですが、足の方はポージングを考慮してつま先側に向け軸穴を開けます。これは、足を横方向に回転出来るようにするためです。脚側はまっすぐに、それぞれ3ミリの穴を開けます。
膝下の方も程良くカットし、真鍮線でブーツとつないで瞬着で固定します。
最後にスパッツの部分を塗装して完成です。

正調「こっちですよ〜♥」

というわけで、追加オプション「妖精の羽」完成。12.06.09
本編映像からキャラとの対比で寸法を取ります。
次に、方眼紙に絵を起こします。
そこに0.5ミリプラ板を当て直接トレースします。
最後に、切り抜いて表面をペーパーがけして出来上がり。中心を少し折り曲げて角度を付けています。

羽に影がかからないようライティングして撮影してみました。

作業の途中で少し遊ぶ

こうして見比べると、腕をかなり細く削っているのがわかると思います。手もfigmaの ものなのでもっさりしています。
貴重なスパッツ無し状態ですw

◆仕上げ作業
素材が食玩フィギュアということで、塗装の簡略化や塗りムラなどが目立つので、ガンダムマーカーの墨入れペンで補正していきます。最後に、胸のブローチにスマプリマークを書き込んで出来上がりです。



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