札幌だるま屋遊戯場 模型 『フルアーマーザク』

    MS-06FAフルアーマーザク
    ソロモン防衛戦にて連邦の新兵器に焼かれ、全滅は免れたものの大きな損害を被ったムサイ級「Blizzard」部隊。艦は僚艦の影に入っていたため損傷は軽減されたが、左舷メインエンジン大破、メインブリッジ・主砲は使用不能。その他設備も少なからぬ被害を受けた。
    MS部隊は弾薬補給のため後退していたグラント曹長とノルド軍曹、隊長のナタル中尉は機体は失ったが脱出に成功し、全員が健在。艦長にして対艦戦メインアタッカーの丫.ホクト少佐のザクS型も両脚を失ったが自力で帰還した。

    間もなくしてドズル中将閣下より撤退命令が下ったとの通信が入ったため撤退を開始するも、機能の多くがダウンしたBlizzardは、ア・バオア・クー、グラナダ方面に当たりを付けて進むほかなかった。

    たどり着いた補給基地にて部隊の再編成が行われ、負傷者を除き残った全員が揃って別の艦に移動となった。この艦はMS実験開発部隊に随伴していたもので、何故か試験機の部品までもが整備用資材として残されていたので、ホクト少佐のザクはこれらを利用して補修・・・という名の魔改造が施されてしまったのであったのであった。
    ちなみにナタル中尉はザクFZ型を受領した。


    使用キット
    ファーストグレード・ザク僑瞳
    MSV・MSN-01高速機動型ザク

    投稿サイト【MG】内紹介ページへ。大きめの画像が見られます。

    平成15年(2003年)製作

フロント

この機体はザクS型をベースに追加装備として、試作機MSN−01(高速機動型ザク)製造及び試験運用時の派生部品である外装パーツ及びブースターを用いており、外見上はMSN−01と酷似している。また、出力及び燃料不足を補うため、高出力ジェネレータと大型ブースターを一基搭載しプロペラントタンクを4つまで搭載可能のバックパックを整備用部材を用いて新造。こちらには、ミサイルポッド、そして主武装であるリニアレールガンなどを追加装備している。マニュピレータ兼用のビーム砲は、マニュピレータの機能をカットし、大口径の四連ビーム砲に換装されている。
フルアーマーザクは、ザク兇膨興杜未猟媛蛋備を無理矢理施した機体であるため、重力下ではまともに動く事はおろか立つ事すらままならないため、純粋に宇宙空間(無重力空間)でのみの運用を目的としている。
宇宙空間での高い機動性と強力なビーム砲(両腕部、計8門)及びリニアレールガンを装備するこの機体は、主に敵艦艇への直接攻撃を主任務とする、MAクラスの能力を持つMSである。

バック

工作
ザク本体にタコザクのパーツを被せます。
肘・膝はザクの素体を露出させ増加装甲感を演出しました。
脚部は機体設定同様に膝下をカットしてロケットユニットを取り付けました。
頭部の増加装甲を外すとザクの頭が露出します。
腰アーマーも素体が露出していますが、前面に鉄道模型部品のガーランドベンチレータを隙間なく貼り付けて増加装甲としました。機体の可動で生じる装甲の隙間を覆い隠すという設定ですが、キットでは固定されてますのでただの飾りです。
バックパックは素体のものをベースに大きな箱をプラ板で組み、武器セットのミサイルポッドやウェーブのパーツ類、プラ部材を用いてデコレートしました。

タンクを外した状態

メカ好きなんですが、メカメカしい表現が苦手なので苦し紛れに細かなパーツでデコレートしてみました。

脚部のロケットは関節を曲げたまま高出力を出すと関節が耐え切れないので、高出力が必要の際はまっすぐ伸ばした状態で使用します。姿勢制御や平速移動時では問題ないようです。
実はこの作品でもバンダイロゴが付いております。シールではないので見づらいのですが、ミサイルポッドの側面にどこから持ってきたのか旧ロゴの万歳マークが刻印されているのでした。

素体のザクはFG(ファーストグレード)キットということで、この作品でもポリキャップは使わずに済ませました。



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